最初は普通の栽培、除草剤や慣行の農薬などをしていましたが、本物の味はと思って思考錯誤していたら自然が一番じゃないかということになり、自然の栽培方法を研究するようになりました。
減農薬になれば農薬代も節約できて収入もよくなると思いましたがあまかった。 見てくれは悪くなるし、天牛(ゴマダラカミキリ虫)、ヤノネカイガラムシなどなどこのままでは樹がだめになってしまう最悪の状態におちいりそうでした。
そこでいろんな畑、人、資材をみにいき、試した結果、秘伝の栽培方法や自然の観察力でみかんなどを作れるようになりました。
いま、自然の栽培(減農薬、有機肥料)でおいしいものを作るにはどうしたらと日々考え、楽しく実践しています。理想を目指して楽しく自然の生理を観察しながら実現していくそんな農家でいたいと思います。
ただし最低限の農薬は今のところ使用しないと木がどうしても枯れてしまいます。これも17年無農薬のところをつくり実験してきました。
もちろん理想は実現したいです。
それで農薬を使うときはその農薬の毒性などを見て判断します。
普通の農家のように、農薬の価格で決めません。
というのも価格が高いものは現在の安全性を考えた試験を繰り返し、膨大な実験結果のもと農薬登録をしているからです。
敵を知るにはと、農薬会社にもいろいろ見に行き、話を伺ってきました。 今は「どこにも無い、新しい世界一の品種を作るのが夢のひとつ」です。